5月, 2017年
中間テストを終えて
中間テストも終わり、運動会の練習や総体に向けて忙しい中学生。
いつも思うことは、どうして?というくらい普段の学習をおろそかにしている生徒の多いことです。
子供はおろか、保護者も時には塾の先生さえも
「テスト前に頑張らせばいいや」って思ってないですか?
特に今の時期によくある状況です。
Aさん「疲れて帰ってくる上に、授業中コックリコックリと…。今は授業に集中できていないのでどうしても…」
こんな意見が多く出てきますが、敢えて言います!
「だからこそ、塾へ来ている時間だけでもしっかり勉強させましょう」と。
普段の少しの積み重ねが、重なって重なって、テスト範囲の内容となっています。
農作物の栽培と同じです。
毎日、手入れして手入れして、やっと実がなり、それを収穫できるように…
そういう、地道な姿勢を教えることも大人の仕事です。
Bさん「テキトーにやったら上手くいったわ。俺ってついてるよね~」なんて人の意見を羨ましがってはいけません。
その人が本当にテキトーにやったのか、努力の上成果を上げたのか、を見極めてください。
物事の大小に関わらず、目の前のことを成し遂げるのに必要なことです。
① 効率の良い方法を採択する(塾へ通う)
② それをコツコツ成果が出るまで続ける(日々の学習をおろそかにしない)
成績アップのために! 成績が上がる人は…
テスト対策真っ只中。
定期テストを「記録会」に例えて、過去最高順位の更新を!
を合言葉に頑張る中学生たち。
成績を上げる生徒は必ず、勉強をやらされていない!ということです。
・自らの間違いをスルーせず、必ず質問をしている
・提出物は当たり前に終わらせている
・持ち物の忘れ物がない
・時間を惜しんで勉強をする
・普段の学習からまじめである
逆に、成績を上げたいけど、他力本願で塾へ通っている 生徒さんは、
・テスト前に「わから~ん。教えて~。」と全く白紙の状態で質問をしてきます。
考えることなく質問します。
・だから、解き方をいくら丁寧に教えても聞く気がありません。
要は“答え”だけが知りたいからです。
成績はちょっとやそっと頑張っただけでは上がりません。
塾の授業を大事にし、
学校の授業をおろそかにせず、
テスト前に不十分な箇所を拾い集め、それでやっと達成できるのです。
普段の学習 と 前向きな姿勢, これら2つが重要ポイントです。
目標って何? ~何のために頑張っているのか?~
最近思うことが「何のために頑張っているのか?」ってことです。
子供たちは、様々な目標があってそれに邁進していることと思われますが、
子供たちから、「何のために勉強しなければならないのか?」
さらに「勉強ができるようになったらどうなるん?」って
きかれるとちょっと返答に困ります。
生徒「先生、因数分解ができて何の役に立つん?」
先生「… 汗」
これらの答えに1つの明確な正解は無くて、それぞれの生徒が答えを探すために今を頑張っているのかもしれません。
私は、勉強をすることの必要性の1つは
「与えられたことの処理能力の育成」だと思っています。子供の勉強 = 大人の仕事、と置き換えて考えてみると分かりやすいと思います。
・初めてする仕事(学習)を早急に覚え、正確にできるようになる。
・与えられた仕事(宿題)を期限までに正確に仕上げる。
・自らが必要だと思う仕事(課題)を工夫しながら根気よく結果が出るまで進める。 など
仕事と勉強における共通点は多いような気がします。
知識の習得も大事な要素ですが、与えられたことをこなしていくための方法も身に付けていくべきではないでしょうか?
先日、山口県より ベストエデュケーション代表向本先生と若手社員の方が塾見学に来られました。
楽しい話もありつつ、運営方法や教育論などお話しできて、自分自身が気づいていないことが多々ありました。
それは出来ていないことだけではなく、こういうことは良いと見てくれているんだな、ということも。
学習塾というものがもっと子供たちのためになる場になるためにも、いろんな先生方とお話しさせて頂きたいと思っています。